[特] 特許出願公開から会社(出願人)の状況をチェック
株価に興味
それが特許と何の関係があるの?
自己資産比率や、営業キャッシュフローとかいろいろな会社を見る視点のことを教えてくれました。それであれば特許出願の数から会社の特徴がわからないかと思い、昨年1年で出願が増えた会社をランキングしてみようと思ったんだよ。
なるほど、ちょっとだけ気になるね。
出願人別年間増加ランキング
2020年の一年と2019年一年とを比較し、特許出願公開した数の増えた順でランキングしました。増加分がその会社の特許出願の傾向を示しているかなと思って出してみました。ただ、2020年の変化分だけを見てみると、その増加傾向はわからないのではないかと思い、2019年の差分と2018年の差分も付けてみました。
注意点は、特許出願公開は、自らの意思で公開するか、出願から1年6ヵ月経過してはじめて公開されるものです。2020年公開分は、最古のものは2018年に出願されたものの数となります。なので、出願数の変化は、かなり古い情報となることです。コロナ禍の影響を受けた出願は、今年か、来年くらいにならないとわかりません。株を購入する参考になるかはわかりませんのであしからず。
とりあえずベスト10です。
順位 | 会社名 | 2020年変化分 | 2019年変化分 | 2018年変化分 |
1 | 株式会社リコー | 203 | -219 | -1572 |
2 | 株式会社ソフイア | 198 | 147 | -32 |
3 | 日本製鉄株式会社 | 191 | -55 | -162 |
4 | 株式会社豊田自動織機 | 187 | 10 | -33 |
5 | 株式会社メルカリ | 148 | 11 | 0 |
6 | 日東電工株式会社 | 143 | 26 | -154 |
7 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 130 | -147 | -118 |
8 | 東京エレクトロン株式会社 | 116 | 40 | 30 |
9 | 株式会社JVCケンウッド | 112 | 128 | -58 |
10 | 株式会社ディスコ | 111 | -31 | 236 |
所感
第1位の株式会社リコーは、2020年の公開数は一番の伸びを見せていますが、その前の2年分を見てみると、急速に減らしていたことがわかりました。2020年の公開数は、底を打ったかのような数値と思われます。
第5位の株式会社メルカリは単純増加ですが、絶対量も少ないので、本格的に特許に取り組み始めたということでしょうか。
すべて2桁の増加を示したのは東京エレクトロン株式会社です。半導体の会社で現在の株価も高い水準を保っている会社です。楽しみですね。特許出願数から良い会社を見つけました。
残り11位以降のランキング
まとめ
本件は、自動プログラムで算出したデータを基に出力しております。気になる点などないか目を通してから投稿しておりますが、気になる点などありましたら、コメントいただければと思っております。みなさんに少しでも興味を持っていただければ幸いです。