[実] 実用新案登録公報数の異変
先日、このブログで特許及び実用新案の公報の数が、コロナウイルス感染症の影響を受けているか調べたことを書きました。その際は、変化なしと結論づけたのですが、その後、実用新案公報の数に影響が出てきたことに気づきました。
百聞は一見にしかず。グラフにしてみました。実用新案公報は、いつも100前後の数の公報が公開されていました。それが、今週(6/4)の公報数は、3。集計プログラムが一瞬で終わりました。
自分のプログラムにミスがあると困るので、J-Platpatでも調べてみました。
間違っていない!! (公報なので案件の番号等もすべて表示しております)
まとめ
実用新案の公報数が減っている。実用新案は、無審査登録制度(「実用新案登録出願があつたときは、その実用新案登録出願が放棄され、取り下げられ、又は却下された場合を除き、実用新案権の設定の登録をする。」(実第12条第2項))を採用しているので、出願されれば、登録されるはず。
ただ、特許法第64条第1項のように出願から1年6月を過ぎたら「公開しなければならない」との制約はないから、公開作業が後回しにされているのかも。(まだ特許公報数を調べていませんが)
ちょっと気になったので記事にしてみました。