[意匠] 2021年公報から新規性喪失の例外を適用している出願人ランキング

海外勢・建築系

建築系やグーグル、アップルといった海外大手が意匠において新規性喪失の例外を適用していることが多いようです。

インターネット利用による公報発行サイトより2021年に公開された案件を集計してします。

意匠公報の新喪例適用ランキング(出願人編)

「公然知られた意匠」等(意匠法第3条第1項第1号又は第2号)に該当しても自らの行為に起因してなったもの等は、新規性の喪失を免れることができます(同法第4条第1項及び第2項)。今回は、新規性喪失の例外を適用した出願人ランキングです。6件以上適用している出願人のランキングを表示します。

順位出願人公開数
1積水ハウス株式会社61
2ツイッター インコーポレイテッド40
3株式会社大林組25
4グーグル エルエルシー24
5株式会社イトーキ24
6アキレス株式会社22
7コクヨ株式会社21
8株式会社ニトリホールディングス20
9株式会社NTTドコモ20
10アップル インコーポレイテッド20
11株式会社バスクリン18
12株式会社カインズ18
13株式会社アイセイ16
14愛知株式会社16
15Bugatti International S.A.14
16株式会社お世話や14
17積水樹脂株式会社14
18フクシマガリレイ株式会社14
19山田化学株式会社14
20株式会社ベガコーポレーション13
21大和ハウス工業株式会社13
22岐阜プラスチック工業株式会社13
23リスパック株式会社13
24浜松ホトニクス株式会社12
25株式会社ダイフク11
26グンゼ株式会社11
27株式会社フェリシモ10
28ミサワホーム株式会社10
29株式会社イレブンインターナショナル10
30ソニー株式会社9
31株式会社TJMデザイン9
32株式会社東芝9
33株式会社Lcode9
34三協立山株式会社8
35Valentino S.p.A8
36株式会社セフト研究所8
37ウシオ電機株式会社7
38三和シヤッター工業株式会社7
39三菱電機株式会社7
40プーマ エスイー7
41FURLA S.p.A.7
42パナソニックIPマネジメント株式会社7
43株式会社雪花7
44株式会社ドウシシャ7
45環境大臣7
46凸版印刷株式会社7
47ヤマハ株式会社6
48株式会社ジンズホールディングス6
49東芝テック株式会社6
50株式会社アシックス6
51株式会社内田洋行6
52スリーアップ株式会社6
53株式会社ベリーパック6
54株式会社東海理化電機製作所6
55株式会社スノーピーク6
56オリヒロエンジニアリング株式会社6

感想

1位の積水ハウス株式会社、株式会社大林組、大和ハウス工業株式会社、ミサワホーム株式会社が上位に来ていることから建築関連の会社は、意匠登録出願において、新規性喪失の例外を適用することが多いのかもしれません。勝手な想像ですが、設計・建築が決まってから建て始めるまでの期間が短く、意匠登録出願をするタイミングが遅れるのでしょうか。

他には、ツイッター、グーグル、アップルと海外のIT企業がはいっているのも注目です。画面デザイン等でしょうか?

特許出願のときは、大学が多く見受けられたのですが、意匠は、特に大学は見受けられませんでした。美大が企業と協業してデザインするという流れはまだないのかもしれませんね。

まとめ

本件は、自動プログラムで算出したデータを基に出力しております。気になる点などないか目を通してから投稿しておりますが、気になる点などありましたら、コメントいただければと思っております。みなさんに少しでも興味を持っていただければ幸いです。

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