[PC] Luke (Luceneの相棒) 〜かなり使える連携ソフト。昔からあるようなのに完成度高い〜

Luke

Lukeは、Apache Luceneのインデックスを閲覧するために作成されたプログラムでhttp://www.getopt.org/luke/で開発されていたもののようです。私がLucene.NET (Luceneのバージョンが3.0.3)で開発していた時は、ここのLukeを使ってインデックスの中身を確認していました。

Apache Luceneのバージョン

今回、C#によるFlexLuceneでLuceneの開発をしていると、Luceneのバージョンは、6.3.0に上がりました。更に本家のApache Luceneの開発は、着々と進んでおり、つい先日の2017年9月20日に、バージョン7.0がリリースされています。バージョン6系も6.6.1が2017年9月7日にリリースされています。

ところが上記したLukeは、古いバージョンのLuceneしか対応しておらず、Lukeは使えない状態でした。

新しいLuke

いろいろ検索してみると、Luceneのバージョン6.6.0まで対応しているLukeのフォークバージョンがあることがわかりました。

https://github.com/DmitryKey/luke/releases

さっそく上のURLからjarファイルをダウンロードしてきて、起動してみました。Apache Luceneの開発ツールだったこともあり、jarファイルです。動作環境としては、Javaが必要なのは、言うまでもありません。Windows用にバッチファイル(.bat)も用意されているのですが、jarファイルをそのままダブルクリックで動作しました。(あまり関係がないのですが、この新しいLukeのContributorの中に日本の方がいました。ちょっとうれしい気分です)

Lukeの起動

Lukeを起動するとインデックスフォルダーがどこなのか確認してきます。なので、FlexLuceneで作成したインデックスのフォルダーを指定します。

Specify Index Folder

インデックスの確認

あとは、インデックスの中身を確認する画面が表示されるので、Documentや実際のSearchを使って中身を閲覧してみてください。

Lucene Document

FieldごとにDocumentがインデックス化されているのがわかるかと思います。インデックスのフォルダーは無味乾燥なファイルが存在するだけですが、Lukeを使えば、実際にインデックス化された内容が視覚的に確認することができます。

とても便利なツールです。折に触れてインデックスの中身を紹介していければと思っております。

まとめ

Apache Luceneのインデックス確認ツールとして作成されたLukeの最新フォークを使って、インデックスを確認してみました。DocumentやFiledも確認でき、Luceneのデバック用に便利なツールだと思います。是非、FlexLuceneのお供にLukeをご活用ください。みなさんがFlexLuceneの開発にLukeを活用していただければ幸いです。

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