[PC] PATDATAを使った中間期限管理Webページ~担当者ごとの期限管理を表示する:その0.前提編~

PATDATAの中間期限をWebで閲覧(その0)

前回、その1でいきなり開発環境から担当者選択画面まで作成しましたが、全体像がわからないのではないかと思い返しました。そこで今回は、目標とする画面とその動作仕様等を記載しようと思います。

目標の画面

PATDATAの中間期限管理表をウェブで閲覧するページを作成します。最終形は、次のような画面で、各担当者ごとに中間の法定期限を表示する画面を出すことです。

PATDATA Result

動作仕様

大まかな動作仕様は、担当者ごとに中間(OA)の法定期限を表示するものです。詳細は、ウェブページのURL(例えば、https://ichigo.hopto.net/patdata)に?uid=1等を付加して指定すると、担当者コード1番の担当者の中間期限のみ表示するというページです。ウェブページには、担当者のドロップダウンリストを設け、ドロップダウンリストで選択した担当者のページを読み込むことも可能にします。

現職の担当者の取得

ここでPATDATAの仕様なのですが、担当者を作成するときにその担当者が現職(在籍中)なのか離職した者なのかを示す有効/無効のフラグがありません。従って、現在働いている人のみを示そうとする場合、なんらかのギミックが必要です。そこで、今回は、[担当者]のイニシャル欄を利用することにしました。イニシャル欄にイニシャルが入っている人は現職、イニシャルが入っていない人は離職された人か事務担当者等と区別することにします。

具体的にSQLで現職の担当者を取得する文は、以下の通りです。イニシャルのチェック項目は、「CD担当.イニシャル Is Not Null」部分です。

Select CD担当.CD as ID, CD担当.姓 as 担当者
From CD担当
Where CD担当.イニシャル Is Not Null
Order By CD担当.CD

開発環境PC

最後に開発環境のPCについて説明を加えます。前回(その1)の記載では、開発環境下では、コードの実行はできないとかいう内容を書きました。しかしながらPATDATAネットワーク版であっても、クライアントライセンスが1つ付属しています。そのクライアントがインストールされているPCで開発すれば、開発環境下でも実行できます。つまり、PATDATAのクライアントがインストールされているPCで開発していただければ、今回紹介するウェブページは動作します。

PATDATA Infrastructure

免責事項

今回は、ODBCを使って、直接的にPATDATAのCache SQLサーバーに接続するものです。Select文以外のInsert, Update, Deleteも理論上可能です。しかし、そのようなことをするとPATDATAのデータベースの整合性が崩れ、PATDATA自体が動かなくなる可能性を有しています。本ページは、そのような動作を推奨するものではありません。また、紹介する内容も実際に自分のサイトで動作させる場合は、自己責任でお願い致します。一切の苦情・責任は受けられませんので、ご了承ください。

まとめ

順序が逆になりましたが、今回紹介するウェブページの概要を記載してみました。少しでも内容把握に役立てればと思います。ご興味が湧いた方は、その1から読み進めていただきますようお願いします。ではでは。

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