[PC] Chromeリモートデスクトップ
家サーバーと接続方法
Linux+SSH
家サーバーをLinuxに立てていたときは、家のルーターでポート22を開けて、リモートログインできるようにしていました。しかし、今は、WindowsにApache, PHP7及びMariaDBを入れて運用を開始したため、SSHサーバーを入れることができなくなりました(できるのかもしれませんが、僕にはわからないし、コマンドがよくわからない)。
Microsoft リモートデスクトップ
なのでリモートからWindowsでアクセスできる方法を探しました。Microsoftのリモートデスクトップであれば会社でも使ったことがあったので、候補としました。
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しかし、Microsoftリモートデスクトップは、問題がありました。Microsoft Windows 10 Homeだと、リモートデスクトップは、サーバーとして使えなかったのです。RDP Wrapper Libraryをインストールすれば使用できるという情報を得ていたのですが、これもCreator UpdateをしたPCは、使えないとのことでした。残念。そこで次の候補を見つける必要が出てしまいました。
Chrome リモートデスクトップ
VNCというソフトウェアを使ったことがあったのですが、設定がいろいろできる分、面倒に思ってしまったので、私にとって初挑戦のChrome リモートデスクトップを選択することにしました。インストールするにはChromeのブラウザーが必要です。インストールしてください。Chromeを入手したら、Chromeのアドレスバーに[chrome://apps/]と入力し、右下の[ウェブストア]をクリックしてください。ウェブストア画面が表示されるので、左上の[ストアを検索]に「リモートデスクトップ」と入力して検索をかければ出てきます。[Chromeリモートデスクトップ]を選択し、[CHROMEに追加]をクリックすれば終了です。
[アプリを起動]をクリックすると「Chromeリモートデスクトップ」の画面が立ち上がってきます。Win32のアプリケーションでもWindowsのストアアプリでもない外観のソフトウェアが立ち上がります。
接続される側(サーバー)の設定
次にサーバーの設定を行います。[Chromeリモートデスクトップ]画面の上部に出ている[利用を開始]から始めます。[共有] or [アクセス]というボタンが表示されるので、[共有]をクリックします。すると、ホスト(サーバー)用のインストーラーダウンロードの許可を求めてくるので、[同意してインストール]をクリックします。Chromeリモートデスクトップは、[Chrome]の名前を冠していますが、Chromeとは別個のプログラムが動作するわけです。
ダウンロードして、インストールが済めば次は設定画面です。
設定画面
設定画面といっても、設定は、PINを入力するだけ。とても簡単。
サーバーがスリープしないように促されるのでそのように設定しましょう。接続しようとしたらスリープしていたんじゃ意味ないですもんね。以上でサーバーの設定が終了です。
PCからの接続方法
次はクライアント側です。ただ、やることはサーバーのときと同じで[Chromeリモートデスクトップ]をアプリストアから入れます。起動すれば同じ画面が表示されます。この時点で設定されたサーバーの名前が下の方に表示されています。それをクリックしてください。
先ほどサーバー側で設定したPINコードを最初に入力すれば2回目以降は不要でつながります。
こんな感じでつながります。
Androidからの接続方法
Chromeリモートデスクトップも他の接続ソフトと同様にAndroidからでも接続可能です。Google Playから[リモートデスクトップ]で検索し、「Chromeリモートデスクトップ」画面を表示します。インストールを行った後、[開く]で起動します。
すると、Androidのサーバー機能はないため、クライアントとして利用できるサーバーが表示されているだけの画面が表示されます。サーバーを選択し、PCと同様にPINコードを入れれば接続されます。
まとめ
家サーバーにChromeリモートデスクトップのサーバー設定を行いました。会社のPC、手持ちのAndroidから接続することができました。不思議なのは、サーバーは、家の中にあるため、ルーターの中です。ルーターに対して、HTTPに関するポートはオープンしていますが、それ以外は、通していないはずなんです。それなのに外部からアクセス可能です。ちょっと不思議じゃないですか。特定のポートは開いていないのです。理屈の解明はさておきバックアップ作業を行ったりするのに活用していこうかと思います。
みなさまのお役に立てたら幸いです。