[意] 画像意匠公報検索支援ツール
画像意匠公報検索支援ツール
画像検索AIか?
特許庁と独立行政法人工業所有権情報・研修館とで、画像から過去の登録意匠を検索できるシステムが提供されているそうです。ガイドラインを見ると、2016年4月との日付が記されているので、もう運用されて1年が経ったシステムのようです。2017年5月18日現在、意匠登録番号「意匠登録第 1249435号 ~ 意匠登録第 1575800号」で、公報発行日「2005年08月29日 ~ 2017年05月08日」のものから検索されるようです。これらのファイルが教師ファイルとなり、検索されるのでしょうね。特許庁もAI(?!)活用を進めているとのことなので、その一環なのでしょうか。
[blogcard URL=”https://www.graphic-image.inpit.go.jp/”]
試したみた
どのようなものなのか、このサイトのトップページのグラフィカルな部分で検索してみた。検索方法は、とても簡単で、画像を入力の[ファイルから選択]をクリックするとファイル選択画面が表示されるので、画像ファイルを指定するか、絵に書かれている通り画像ファイルをドラッグ&ドロップするかで、設定できます。[モードを選択]では、「形」「色」等の検索する画像の性質を指定することができます。出願日等の指定や、【意匠に係る物品】による絞込みができるようです。出願日の指定は、意匠法第3条の2及び第9条の関係で必要ですし、公開日の指定は、意匠法第3条の関係で有効ですね。さすが特許庁とINPITが提供の検索システム。
画像ファイルの指定ができれば、あとは[結果を表示]をクリックするだけです。[検索]でなく、[結果を表示]という用語を使うあたりに「検索***支援***システム」という意味合いが含まれているのでしょうか。深読みしすぎですかね。
[結果を表示]をクリックすると、登録意匠たちが続々と表示されます。区分けされている画像や、アイコンが表示される検索結果が現れました。特に絞り込みもしなかったので、いろいろな画像が表示されますね。検索結果は、縮小画像表示がとても見やすいです。検索も早いですし、とても興味深いシステムです。
まとめ
公開されて1年程度経っているであろうシステムなのですが、ページの下の方には、アンケートページが用意されています。アンケートは、利用ユーザーの分類、利用目的、使い勝手の調査等を簡潔に問うています。私もやってみました。自由記入欄は、特に記載していなくても受け付けてくれました。今後も、画像の検索技術と、特許庁の意匠出願の向上とを狙い、がんばってこのような便利なシステムを提供していただけたらなと思いました。みなさまも是非使ってみていただければと思います。